特徴量変換器を用いたテンプレート復元攻撃の提案
Abstract
既存のテンプレート復元攻撃は、攻撃者が攻撃対象モデルの知識や無制限なアクセス権限を前提としている。しかし、現実的なシナリオでは、攻撃対象システムの厳重な保護により攻撃対象モデルの知識やアクセス権限を得ることができない。本論文では、特徴量変換器を用いた新しいテンプレート復元攻撃手法を提案する。特徴変換器を用いることで攻撃者は攻撃対象モデルへの通常のアクセス権限のみで漏洩したテンプレートから画像を復元することができる。評価実験により提案手法はLFW DatasetにおいてSuccessful Attack Rate (SAR) 0.90を達成することを示した。