SBRA2022でB4の赤阪夢久さんがインタラクティブ発表賞を受賞しました
11/16から11/17にかけて富山で開催された第12回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウム(SBRA2022)にて赤阪夢久さん(学部4年)が特徴量変換器を用いたテンプレート復元攻撃の提案というタイトルで研究発表を行い,インタラクティブ発表賞を受賞しました.本研究では,サーバに保管された顔テンプレート(特徴量)から,顔テンプレート作成に利用した顔画像そのものを推定・復元することを目的としています.従来の提案では,対象製品の特徴抽出アルゴリズムが攻撃者に対しても公開されている仮定で復元を行っています.しかし,現実的な状況(たとえば商用製品)においてはこれらのアルゴリズムは攻撃者に秘密とされることが少なくありません.本手法では,複数名の攻撃者が協力することで,アルゴリズムを非公開と仮定した場合でも従来手法と同等程度の精度で顔画像の復元を可能とする手法を提案・実証しました.これにより,アルゴリズム非公開下での新たな攻撃の可能性,およびその対策の必要性が示されました.